茨城県立図書館デジタルライブラリー

茨城県立図書館トップへ  |  茨城県立図書館デジタルライブラリートップへ

その他の貴重資料トップページへ  ※画像ファイル(Sid形式)表示プラグイン入手は左をクリック

書名 〔徳川光圀書翰集〕/トクガワ ミツクニ ショカン シュウ 
著者名 徳川 光圀(1628〜1700)著 / トクガワ,ミツクニ
出版事項 〔製作地不明〕 : 徳川光圀書 , 〔16‐‐〕
形態 7巻 ; 38cm
注記 自筆,巻子本 ; 鍋島元武候宛 ; 全巻1箱入り ;平成23年度 茨城県指定有形文化財
分類番号 289.1
件名 徳川 光圀
資料番号/請求記号 茨城県立歴史館所蔵
解説  本書翰集のほとんどは,水戸藩第二代藩主徳川光圀が小城藩第三代藩主鍋島元武に宛てたものである。自筆の書翰が53通,代筆の書翰が1通あり,全部で54通収められている。字体は,宛名・署名・本文ともにすべて唐様の草書で記されている。
 書翰に記された署名を見ると,その多くが『梅里宰相 光圀』とある。
宰相というのは,参議に該当し,中納言の次の職名である。署名等から察して,その大部分は,光圀が57歳から63歳頃までのものと推察されている。つまり,年代でいうと貞享元年(1684年)から元禄3年(1690年)頃までのものである。
 内容は,庶民的で興味深い事柄が多いが,中でも注目すべきことは,貞享4年(1687)年に江戸幕府が発令した『生類憐みの令』に対する光圀の見解と行為が記されていることである。この文面も含め,文中のいたるところに洒落や風刺があり,また憚りない皮肉もある。
 『水戸黄門』の名で親しまれる徳川光圀の60歳前後の様子を赤裸々に伝える書翰集である。
 <参考資料> 「水戸義公(小城・鍋島侯あて)烈公(土浦・土屋侯あて)書翰集」
画像リンク 茨城大学図書館−茨城県図書館協会における電子的コンテンツ形成支援事業−徳川光圀書翰集
※本画像の作成は茨城大学が行った「茨城県図書館協会における電子的コンテンツ形成支援事業」によるものである
関連リンク 茨城の先人たち 徳川光圀

本資料の画像を私的使用以外の目的で利用する場合は、以下までお問い合わせください。
茨城県立歴史館 
TEL:029-225-4425 FAX:029-228-4277 E-mail:daihyou@rekishikan.museum.ibk.ed.jp