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調査・相談
『茨城県を調べよう』は,茨城県立図書館が発行している『図書館だより』の中のあるコーナーをまとめたものです
目次
 
『茨城県の公共図書館の現状・歴史』
『茨城県の企業情報』
『常陸国風土記』を読む
『偕楽園』を調べる
進路選択に役立つ『茨城県内の高校案内ガイドブック』
茨城県の『県民性』を調べる
7  『茨城の祭』を調べる
8  『茨城の農業』を調べる
9  『茨城の環境問題』を調べる
10  『金砂大祭礼』を調べる
11  『茨城の郷土料理』を調べる
12  『茨城の山』を調べる
13  『納豆を調べる』
14  『茨城の昔話等』を調べる
15  『茨城の鉄道』を調べる
16  『茨城の温泉』を調べる
17  『茨城のあそび場』を調べる
18  『茨城の人物』を調べる
19  『マイクロフィルムを使って新聞記事をしらべてみよう!』
   
『茨城県の公共図書館の現状・歴史』
茨城県内の公共図書館の現状を知るのに適した資料として毎年発行される「茨城の図書館」(茨城県図書館協会)があります。発行年度の前年度にかかる県内の図書館,公民館図書室,大学図書館の名簿,施設の規模,統計を載せています。
 
県内の公共図書館の現状を数字でとらえるにはもっとも詳しいデータが収録されている資料です。
 
各館個別にもっと詳しい現状を知りたい場合は,各館が毎年度発行する概要報告書を見るのが良いでしょう。

全国レベルに広げると,「図書館年鑑」「日本の図書館」(いずれも日本図書館協会)という年鑑が全国の図書館の名簿,統計を載せています。他県との比較資料としてたいへん有効です。年鑑では無いのでデータが古くなっていますが「ライブラリーデータ‘98/99」(教育書籍)の茨城県のページには各館の簡単な紹介がされています。

茨城県の図書館史を知る資料としては「近代日本図書館の歩み 地方編」(日本図書館協会)の中の茨城県のページが参考になります明治期から1990年までの県内図書館史について論じています。1991年以降の状況を論じた資料としては,原子孝「茨城県内の公共図書館 1979-1998」(「常磐短期大学研究紀要」第28号(1999)があります。最近の県内公共図書館の状況を数字的にみた論文です。
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『茨城県の企業情報』
県内の企業について,その所在地や資本金・従業員数などの数値データを載せている,いわゆる企業ガイドブックとしては「茨城県会社要覧」(常陽地域研究センター)があります。隔年発行です。
ややデータが古くなりますが「茨城人事録1997 付録 茨城県企業情報1997」(茨城新聞社)も有用な資料です。更に1994年当時のデータ,と古くなりなりますが「事業所名鑑」(日本産業統計所)という資料もあります。

全国的な企業ガイドブックである「帝国データバンク会社年鑑」(帝国データバンク)は内容にも定評のある良い資料です。企業の配列が各県毎にまとめられているので茨城県だけを重点的に調べることができます。

学生のための就職ガイドブックからも企業情報を得ることができます。
この方面では「茨城の企業」(茨城県雇用開発協会)と,「SUCESS 茨城県企業ガイド」(茨城新聞社)という図書が毎年発行されています。

特殊な物として,製造業関連の業種の企業データを載せた「工場ガイド」(データフォーラム)があります。緒言によれば,「個人企業や小規模企業もできる限り収録した」とのことで,いわゆる「町工場」を調べられる数少ない図書です。

今までにあげた図書は企業の概要を数値データを中心にコンパクトに紹介したものですが,「北関東の中堅150社」(日本経済新聞社)と,「茨城の元気企業」(茨城新聞社)は注目度などからセレクトした企業について,2頁ほど使ってその企業の特色をレポートしたものをまとめた図書です。

また,近年は各企業がインターネット上で情報を公開しています。
そこで茨城県の企業を調べるのに適したサイトをいくつか紹介します。
(2003年10月時点で確認できたサイトです)
・茨城県内企業ナビ (http://www.brayz.net/ibaki/
・いばらきビジネス大百科(http://www.ibarakiken.or.jp/) 
・(財)茨城県中小企業振興公社 (http://www.nikkansc.co.jp/ibaraki2006/list/234.html) 

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『常陸国風土記』を読む
『常陸国風土記』は常陸国−今の茨城県−に関する古代の地誌です。

残念ながら,現在残っている『常陸国風土記』は散逸してしまった箇所がある不完全なものです。それでも,この書には8世紀ごろの地理や情勢,また,各地の地名の由来や古くからの言い伝えなどが書かれており,当時の状況を知るのに貴重な資料となっています。

さて,『常陸国風土記』の原文は漢文で書かれています。これを現代人がそのまま読むのは
難しいので書き下し文にしたり,現代語訳したりした本がいくつか出ています。今回は当館で所蔵する資料の中から,『常陸国風土記』を[読む]図書を紹介します。

初めて読む方には次のような口訳の入った図書が良いと思います。「新編日本古典文学全集5 風土記」(小学館)は,原文・書き下し文・口訳・注釈の入った図書です。難しい漢字にはルビをふっていて,最も親切で読みやすい図書です。

有馬徳著「常陸国風土記註釈」(太平洋出版)井上雄一郎著「常陸国風土記新講」(武蔵野書院)も原文・書き下し文・口訳・注釈が入っています。

「常陸国風土記新講」には地名・人名・語句索引が付いています。

河野辰男著「口訳常陸国風土記」(崙書房)は口訳のみの図書ですが,新書サイズで読みやすくなっています。

根本亮著「口訳常陸風土記 その歴史と文学」(山海堂)の中心は口訳ですが,多めの注釈も付けられています。

「日本古典文学大系 2 風土記」(岩波書店)は原文と書き下し文で構成されてます。

校訂本としては前述の「日本古典文学大系」の他に「茨城県史料 古代編」などがあります。研究者向けといって良い内容になっています。

子ども向けに訳されたものはあるでしょうか?
「常陽藝文」編集部編「常陸国風土記」(常陽藝文センター)は現代語に意訳したものを載せています。漢字にはふりがなも付いており中学生なら読めると思います。もちろん大人にも充分な本です。他には「絵で見るたのしい古典 1」(学研),「マンガで学ぶ茨城の歴史 1 原始・古代編」(茨城新聞社)には,風土記の中の面白い伝説の部分など,ほんの一部分のみが子ども向けの文章と絵で紹介されています。

最後に『常陸国風土記』を研究する方のために研究書や論文などの主要な文献を案内した資料として,「常陸国風土記の探求」(市民の古代研究会・関東)の中の「常陸国風土記研究文献目録」を挙げておきます。
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『偕楽園』を調べる
この夏休みは小中学生が調べ学習の勉強のため,たくさん来館され,各人が色々なことについて調べていました。その中で「偕楽園について?」は何度も質問されたテーマでしたので,今回は調べ学習に適した「偕楽園」についての資料をあげてみます。

関孤円著「弘道館・偕楽園」(茨城県観光協会)は偕楽園の歴史・概要を詳しく説明している本です。偕楽園の他に弘道館や水戸藩の歴史などの記述もあり,大人でも参考になる本です。

「偕楽園とその管理」(茨城県偕楽園事務所)は歴史・概要などの基礎的な視点の他に,色々な角度から偕楽園を説明している本です。例えば観光客の推移や園の整備方法など上記の「弘道館・偕楽園」には無い記述もあります。しかも割合読みやすい記述で調べ学習にはお勧めの本です。

雑誌「常陽藝文」81号の特集「身近な名園を楽しむ 水戸・偕楽園の魅力を探る」や常陽藝文センターが発行したパンフレット「偕楽園ガイド」は写真を多く使って偕楽園のことを紹介しています。「偕楽園ガイド」には園内の概略図もあります。

上記にあげた資料は小学生高学年程度から,なんとか読み解ける本だと思います。

さらに深く調べたい場合は以下のような本があります。

「水戸市史 中巻(三)」の「弘道館・郷校の開設と偕楽園」の節に,偕楽園創設の背景などが記述されています。

「偕楽園の現況調査報告書 偕楽園復元保存基本計画策定のための資料」(茨城県)は偕楽園の地形・地質や周辺の動植物について詳しく報告したものです。自然の環境の視点から偕楽園を捉えた数少ない資料です。

園内の好文亭の構造を知りたいという場合は,「史蹟名勝常磐公園内好文亭及び庭園復元工事報告書」(茨城県)を見てください。建物の平面図・立面図が載っています。

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進路選択に役立つ『茨城県内の高校案内ガイドブック』
茨城県内の高校を1校ごとに,その特色を最新情報で紹介している図書を紹介します。

茨城県教育委員会発行「ハイスクールガイド」は茨城の高校の公式ガイドブックとも呼べる図書です。今回紹介する図書のなかでは最も頁数が多く,学校紹介の他に,茨城県の入試制度や奨学金制度の紹介もされています。

教育新聞社発行「いばらき県の高等学校」声の教育社発行「茨城県高校受験案内」も「ハイスクールガイド」に劣らず内容が充実しています。受験生には気になる入試倍率がこちらの2冊には載っています。

茨城県高校進学情報刊行会発行「茨城県高校進学情報」は私立高校の紹介はボリュームがありますが,県立高校の紹介の扱いはやや小さくなっています。その代わり他の図書に無い「中退者・留年者」のデータ項目があります。この図書はフリースクールの紹介もしており,ユニークな編集内容を持っています。

富士宣伝綜合企画発行「いばらきの志望校を探る」は高校のみではなく,私立中学,専修学校,私立大学・短大まで広範囲に進学情報を紹介しています。その分,各高校紹介のボリュームは少なくなっています。県立高校の紹介はあまりありません。

上記で紹介した5点の図書はいずれも毎年発行されています。

最近は各校がホームページを立ち上げ,情報発信するケースも増えてきました。そこから情報収集するのも面白いでしょう。
茨城県教育委員会のホームページ(http://www.edu.pref.ibaraki.jp/)では各校のホームページとリンクが張られています。

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茨城県の『県民性』を調べる
「○○県の人は情が厚い」とか「△△県の人は保守的」とか言うところの「県民性」という概念。例えば「茨城県人は怒りっぽい」とか言われています。今回はそんな茨城県の「県民性」について説明している資料を取り上げます。

この「県民性」というテーマで全都道府県を分析している本は多く出版されています。

当館でも山下竜夫著「47都道府県別県民性なるほどオモシロ事典」(日本実業出版社)県民性分析同好会「驚き意外な「県民性」性格・人格カルテ」(アートブック本の森)などの他にもいくつか所蔵しています。

これらの図書の記述の参考となった調査のひとつに「全国県民意識調査」という昭和52年にNHKが行った全国的な調査があります。この調査については「全国県民意識調査」と「日本人の県民性」(いずれも日本放送出版協会)という本にまとめられています。

特に茨城県の県民性を分析している資料には次のようなものがあります。
読売新聞社水戸支局編「茨城人」(鶴屋書店 昭和47年),
茨城大学地域総合研究所編「茨城のすがた」(文眞堂 昭和51年)
佐藤道子・高木彰彦『茨城県の県民性に関する地理学的研究』
(「茨城大学地域総合研究所年報」1999年 第32号)


『茨城県の県民性に関する地理学的研究』は過去の文献の分析成果に,独自のアンケート調査も加え分析を試みた,やや専門的ですが良い資料です。

又,茨城県が昭和40年に行った県民性調査の報告書,「茨城の県民性 統計編・解説編」があります。データの質・量で優れている資料です。かなり古くなりますが昭和14年発行の「総合郷土研究 下巻」(茨城県)の「県民性」の章に,当時行われた県民性の調査結果と分析が出ています。戦前と現在の県民性の比較に役立ちます。
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『茨城の祭』を調べる
今回は郷土の長い歴史の中で生まれ,地域の人々に継承されてきた民俗芸能と祭についての資料を紹介します。

茨城の民俗芸能と祭の歴史を知るための資料としては茨城文化団体連合編「茨城の芸能史」(同連合発行)があります。古代から現代までの芸能や祭についての起源,変遷,特徴,時代背景やそれぞれの芸能の概要が詳細にまとめられており,芸能や祭を調べるうえで大変参考になる資料です。

「ささら」「祇園祭」「神楽」など種別ごとに芸能や祭についての所在地,管理者,例祭,由来,維持保存方法,構成,演舞(技)などがまとめられている資料としては根本甲子男・室伏勇編「茨城の祭」(暁印書館)があります。資料の構成としては,文章での説明の他に,全体の半分以上その芸能や祭を撮影した写真が収録されており,写真を通して様子や演舞などを知ることができます。

国や県から無形民俗文化財としての指定を受けている芸能や祭をまとめた資料としては茨城県教育委員会編「茨城の無形民俗文化財」(同会発行)があります。この本は,昭和57年に発行されたものですが,その後指定をうけた芸能等については「茨城の文化財」(毎年発行)により確認することができます。

茨城県生活福祉部総合県民室編「いばらきの祭りと民俗芸能」(同室発行)高橋秀雄・加藤健司他編「祭礼行事・茨城県」(おうふう)常陽藝文センター発行「常陽藝文:特集 茨城のまつり」(通巻22号)には,民俗芸能や祭の説明の他に実施日,照会先などが記載されており実際に見にいく場合にも役立ちます。
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『茨城の農業』を調べる
茨城の農業の歴史を調べるための資料としては茨城農業史研究会編「茨城県農業史 第1巻〜第8巻」(茨城県農業史編さん会発行)があります。明治から昭和40年までの茨城県農業の発展過程がまとめられた資料であり,茨城県農業の特徴,それぞれの時代の概要,土地制度,農業生産等が豊富なデータや関係資料とともにまとめられており,茨城の農業の歴史を調べるための基本資料といえます。第8巻には,総索引(事項・人名・地名・文献・統計表)や同資料の総目次が収録されており,特定の言葉やテーマから調べる場合に便利です。

また,茨城県農業史編さん会からは茨城の農業関係の基礎資料を収集しまとめた「茨城県農業史料 全7巻」も発行されています。江戸時代以前の農業については,茨城県史や各市町村史の農業,新田開発等の章で当時の状況を確認することができます。

統計資料としては茨城県企画部統計課編集発行「茨城の農業(茨城県農業基本調査結果報告書)」があります。農家総数,農家人口,耕地面積等のデータが収録されてり,茨城農業の構造の実態を統計データから把握することができます。当館では昭和28年からの資料を所蔵しています。

また関東農政局茨城統計情報事務所編「茨城農林水産統計年報」には,茨城の各農産物の作付面積,収穫量,出荷量等や農業経営に関するデータが収録されています。

茨城の農業の機械化等についての資料としては坂本※(サカモト,ジュン)著「農作業と機械化のあゆみ」(茨城県農業改良協会発行)があります。農作業や農業機械が写真とともに紹介されており,戦後の農業の変遷を農業機械を通じて知ることができます。

(注) ※はニンベンに旬という字を書きます。

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『茨城の環境問題』を調べる
茨城の環境の現状や環境保全への取組み状況などを調べる資料としては「環境白書」(県生活環境部環境政策課編集・発行)があります。環境白書は,県が発行する年次報告書で,当館では第1回発行のものからすべてを所蔵しています。これらの資料を比較することにより茨城の環境問題の移り変わりを知ることができ,また現在問題となっているテーマについて特集を組んでいるため茨城で何が課題となっていて,それについてどのような施策を行われているかなども知ることができます。
また,環境白書のポイントが収録された要約版も発行されています。

学校・職場・家庭・地域等で環境学習を進めるための資料としては「いばらき環境学習プラン」(県生活環境部環境政策課編集・発行)があります。内容は,学習編と実践編とからなっており,実践編では環境学習の進め方の他に県内の実践事例も紹介されています。
 
小学生が利用できる資料としては「地球のためにできること」(県生活環境部環境保全課企画・発行)があります。この資料は,茨城の環境問題や地球規模での環境問題が茨城を舞台にマンガで書かれており,気軽に楽しみながら環境問題を学んでいくことができます。

わが国第2位の面積を誇る霞ヶ浦の水質保全についての資料としては「霞ヶ浦学入門」(県生活環境部霞ヶ浦対策課編集・発行)があります。この本では,霞ヶ浦の水質保全を中心に霞ヶ浦の概要,人との関わり,自然,富栄養化のしくみなど多岐にわたりまとめられており霞ヶ浦の水質保全について学ぶうえで参考となる資料です。
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『金砂大祭礼』を調べる
72年に一度の金砂大祭礼(大田楽)が平成15年3月22日から行われました。そこで「金砂大祭礼」に関する資料を紹介します。

金砂大祭礼の調査資料としては金砂田楽調査研究会編「金砂大祭礼調査報告書」(国選択民俗芸能金砂田楽連絡協議会発行)があります。内容は,金砂山の磯出祭,大祭礼と大祭礼執行の村々,出社から帰社までの神事と儀礼,史料の構成となっていて,昭和6年に行われた前回の大祭礼の出社から帰社までの道順が書かれた地図も掲載されています。

金砂大祭礼について気軽に学ぶことができる資料としては金砂大田楽支援の会編「金砂大田楽Q&A」(筑波書林発行)があります。この本はQ&A形式をとっているため大変読み易い構成となっています。

金砂大祭礼の歴史を書いた資料としては志田諄一著「金砂大祭礼の歴史」(茨城新聞社発行)があります。その縁起や時代背景との関係等が歴史,歴史資料に基づき書かれています。

昭和6年に行われた前回の金砂大祭礼についての資料としては,昭和6年のいばらき新聞に掲載された金砂大祭礼の記事を1冊の本にまとめた茨城新聞社編著「金砂神社大祭礼-72年に一度・昭和6年の記録−」(筑波書林発行)と行列や田楽舞等多数の写真が収録された中島又実,冨岡公著「写真集 金砂神社大祭礼(其の一,ニ)」(筑波書林発行)があります。
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『茨城の郷土料理』を調べる
大正の終わりから昭和の初め頃の郷土料理を調べるための資料としては日本の食生活全集茨城編集委員会編「聞き書茨城の食事」(農山漁村文化協会発行)があります。この資料は,県内の地域の方々(明治・大正生まれ方)からの聞き取り調査の結果をもとにまとめたものであり,その当時の日常の食生活や郷土料理とその作り方,食材の利用法などが書かれています。当時の食生活の特徴や現在の食生活との違いなども知ることができます。

茨城の郷土料理を献立集として紹介した資料としては茨城県衛生部成人病対策課編「食・彩・百・景:いばらきの味−郷土料理献立集」(同課発行)があります。主食,主菜,副菜,汁物などの料理の種類ごとに地域の郷土料理が紹介されており,料理の作り方,栄養量,栄養バランスなどが記載されています。また,地域の特産物を使った新しい郷土料理も紹介されています。

その他茨城の郷土料理について書かれている資料としては「いばらきの味」(ふじ工房発行)や朝日新聞社編「郷土料理とおいしい旅5」(同社発行)などがあります。

また,県西地方を中心に伝わる郷土料理「すみつかれ」については書かれている資料としては松本忠久著「ある郷土料理の1000年」(文芸社発行)があります。「すみつかれ」については,うえで紹介した全ての資料に調理法などが載っていますが,この本では北関東を中心に郷土料理として伝わる「すみつかれ」の歴史,変遷などが著者の調査結果や仮説などに基づきまとめられています。
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『茨城の山』を調べる
今回は,茨城の山について書かれた本をご紹介します。最初は,ふるさといばらきの山編集委員会編「ふるさといばらきの山」(1990年 茨城新聞社発行)です。この本は,県内の山地を4ブロックに分けた四つの章で構成されています。各章のなかで,まずその地域全般について触れ,次に各々の山の歴史や信仰,その周辺地域の産業,自然,観光等の面にも言及しており,山と山に係わってきた茨城の文化を改めて認識できると思います。

これ以降は,本を読んで知識として山を知るのではなく,山そのものを体で知ることができる登山やハイキングについて書かれた本をご紹介します。まず,武村岳男著「茨城の山」(1993年 山と渓谷社発行)ですが,県内の登山コースが全部で52コース収録されており,コースごとに登山に最適な月,コースタイム,ワンポイント・アドバイス等が述べられています。写真は全てカラーですので,実際に現地に赴かれた時には,本の内容がより実感できると思います。

次は,岡野重一著「改訂茨城の山と渓谷」(1988年 茨城新聞社発行)ですが,県内の代表的なハイキングコースと県外の2コースを加えた43コースが収録されています。コースごとに時間,距離やコース概念図等が書かれていますが,距離の記載がありますので,ハイキング計画を立てる時にはひとつの目安になるでしょう。

最後に,同著「茨城と近県の山」(2000年 茨城新聞社発行)ですが,車で水戸から片道3時間前後で到達できる,登山口に駐車場がある等の条件を満たす県内24コース,福島県13コース,栃木県8コースの計45コースが収録されています。コースごとに初心者,一般,健脚コースの3段階に分けた難易度,コースタイムや地図等が書かれており,この難易度を目安にすることよって,ご自身の体力や経験に合ったコースを選択することができると思います。

いずれにしましても,前述の本は刊行されてから数年を経ていますので,登山やハイキングの際には地元の観光協会等に内容を確認されたほうが良いでしょう。
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『納豆を調べる』
平成14年度,水戸市は,一世帯あたりの納豆の年間支出金額が全国で1位になりました。そこで,今回は「納豆」に関する資料を紹介します。

まず納豆を知る資料として,岡村青著「これでわかった水戸納豆の謎」(東京新聞社出版局発行)があります。この資料では納豆のルーツ,茨城産納豆がなぜ特産になったかなど,納豆がもつ様々な側面を紹介しています。

「広報みと」(2004年1月1日 No.1085)には,水戸の納豆は日本一と題する特集が記載されています。納豆の製造工程や健康効果を高める納豆の食べ方など「知っているようで知らない納豆のはなし」をわかりやすく説明しています。

納豆の作り方が掲載されている資料としては「男の食彩 2000年2月号 第9巻第11号」(日本放送出版協会発行)に「味の手作り工房」水戸納豆の記事があります。本格的な「わらづと納豆」や簡単な「わらいらず納豆」の作り方が,詳細に写真付きで説明されています。

納豆料理を紹介している資料として,地球納豆倶楽部&中川紀子著「完全食とびっきり納豆料理」(家の光協会発行)があります。あえものや焼きもの,揚げものなど,たくさんの納豆料理が,調理法ごとにまとめられています。

また「聞き書ふるさと家庭料理16」(農村漁村文化協会編集・発行) にも茨城町の「しょぼろ納豆」や石下町の「干し納豆」が紹介されています。

その他,納豆との関わりを人文学的な見地から捉えた資料として立松和平他編著「納豆賛歌 第一集」(島津書房発行)があります。納豆を題材とした短歌や俳句338点が収録され,納豆がいかに食文化や生活の面に関わっているか,うかがい知ることができます。
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『茨城の昔話等』を調べる
今回は,茨城県各地に伝わる昔話,民話,伝説について書かれた本をご紹介します。最初は,武田静澄他著「日本の伝説37茨城の伝説」(1979年 角川書店発行)です。この本は県内を4ブロックに分け地域ごとに伝説が収録されています。また,巻末には,茨城伝説十二選として武田静澄氏が選んだ12の伝説も収録されています。

次は茨城新聞社編「茨城の史跡と伝説」(1981年 暁印書館発行)です。こちらも県内4ブロックに分けた4編で構成されていますが例えば,第一編に久慈地方と古河地方が収録されているように隣接する地域ごとにまとまっている訳ではありません。

次は読売新聞社水戸支局編「いばらき民話のふるさと」(1981年 鶴屋書店発行)です。こちらは各市町村に伝わる民話を一話ずつ収録し,民話の舞台となった場所の地図も付いています。

これらの本は,民話や伝説の舞台である地域に主眼を置いて編集されているものですので,ある特定の地域の伝説や民話を知りたい,あるいは調べたいという方にはお薦めです。

前述のような地域区分ではなく,民話や伝説の主題ごとに編集されたもの(人物,動物,植物など話の内容によって分類されているもの)を読みたい,あるいは調べたい方には,以下の本がお薦めです。

まず,藤田稔著「常陸の伝説」(1976年 第一法規出版発行)です。この本は伝説の内容によって,自然的伝説,社会的伝説,歴史的人物伝説,信仰的伝説の4つに大別されており,例えば自然的伝説には,山・原,石・岩,水,植物など更に細分されています。

次は,今瀬文也著「民話のふるさと」(1977年 秀英書房発行)です。こちらも「人物の伝説,動物・植物の伝説,信仰の伝説など話の内容で分類されているものです。

児童向けの本としては,
茨城民俗学会編「茨城の昔話」(1980年 日本標準発行)
藤田稔著「茨城ふるさとの昔話」(1983年 ひばり出版発行)
日本児童文学者協会編「茨城の民話」(1982年 偕成社発行) があり,いずれも挿絵があり読みやすく書かれています。
 
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『茨城の鉄道』を調べる
今回は,茨城県の鉄道について書かれた本をご紹介します。最初は,中川浩一著「茨城県鉄道発達史(上・下)」(1980年 筑波書林発行)です。この本は,水戸線,常磐線,水郡線等の旧国鉄路線が建設されるに至った背景や開業までの経緯,その後の運行状況等が書かれており,そのほかにも常磐線に関するエピソードやSLについての事が収録されています。

次は,同著「茨城の民営鉄道史(上・中・下)」(1980年 筑波書林発行)です。こちらは関東鉄道竜ヶ崎線・常総線・日立電鉄・茨城交通湊線等民営鉄道について書かれており,その他にも営業廃止路線となったものについても触れられています。なおこれらの本は新書版になりますが,単行本のものも所蔵しています。

次は,同著「茨城鉄道余話(上・下)」(1981年 筑波書林発行)です。タイトルのとおり県内鉄道に関わる様々な話が収録されていますので,読まれる方によっては新たな発見があるかもしれません。

その他にも,平成17年秋に開業が予定されているつくばエクスプレスも収録されている
川島令三著「全国鉄道事情大研究(常磐編)」(2004年 草思社)
石井良一著「水郡線の歴史」(1980年 筑波書林発行)
飯島 巌著「関東鉄道(筑波鉄道・鹿島鉄道)」(2002年 ネコ・パブリッシング発行)等を所蔵しています。
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『茨城県の温泉』を調べる
寒い時期,熱い(温かい)温泉に浸かるのは心身の疲れがとれとても気持ちがよいものです。温泉といえば近県の福島や栃木などが有名ですが,茨城にも100ヶ所以上の温泉があることをご存じでしょうか。そこで今回は,茨城の温泉について書かれた資料を何点かご紹介します。

最初は,茨城新聞社出版局編「日帰り&レジャーいばらきの湯」(2001年 茨城新聞社発行)です。この本は,県内の温泉を「日帰り・レジャーの湯」「大子周辺の湯」「北茨城・高萩周辺の湯」「日立・常陸太田周辺の湯」「水戸・笠間周辺の湯」「霞ヶ浦・筑波山周辺の湯」の6つに分け全部で117カ所施設を紹介し,各施設の住所,連絡先,泉質,効能,料金,アクセス方法の情報が掲載されています。

次は,佐藤俊彦他編「いい湯いい旅12茨城」(1996年 創作舎発行)です。こちらも県内を6つのブロックに分けている点は同様ですが泉質や効能のほか,源泉数,湧出量,泉温など温泉にかんしてはより詳しい情報もあります。また温泉のほかに各市町村のみどころも掲載されています。

最後は雑誌の特集記事で「特集茨城の温泉・鉱泉」常陽芸文(1995年12月号)と「特集茨城の温泉・鉱泉U」常陽芸文(1996年6月号)です。1995年12月号は県北地域,1996年6月号は県央・県南などの各地域について紹介されています。あいにくこの資料は,貸出ができませんが,温泉の起源や関係者からの温泉にまつわるエピソードなどが掲載されており,なかなか興味深い構成になっています。また,前述の資料は刊行されてから数年を経ていますので,実際お出かけになる際には,内容を温泉施設等に確認された方がよいでしょう。
 
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『茨城のあそび場』を調べる
学校に通われているお子さんがいるご家庭では,来月から夏休みとなりますね。やはりどこかに連れて行ってあげなくちゃと思う反面,予算や仕事の都合から遠方に出かけるのは少し難しいと考えられている方もいらっしゃると思います。そこで今回は,家族で楽しめる県内のあそび場について書かれた資料を何点かご紹介します。

最初は,子育てサークルwe・net著「子どもとでかける茨城あそび場ガイド2004年版」(2004年 メイツ出版発行)です。この本は,「どうぶつ大好き」「あおぞら大好き」「みずあそび大好き」等の目的別に分類されており,楽しく遊べる子どもの年齢マーク,インフォメーションや取材したママのひとくちメモ等が場所ごとに掲載されています。

次は,茨城新聞社出版局編「家庭で楽しむ日曜日」(2001年 茨城新聞社発行)です。この本は,県内の公園を県北,県央,鹿行,県南,県西,その他に分類して紹介しているものですが,巻末には目的別に検索できるインデックスも掲載されています。

その他にも,茨城県だけではなく栃木と群馬県を含めた北関東地区になりますが,ジョイフルネット北関東著「こんな近くにあった!!北関東茨城栃木群馬バーベキュー場ガイド」(2001年 メイツ出版発行)ジョイフルネット北関東著「子どもと楽しむ茨城・栃木・群馬アウトドアガイド」(2003年 メイツ出版発行)などがあります。

これらの本を参考にされれば,夏休みの計画を事前に立てることが出来る他,県内のあそび場を新たに発見したり見直したりと,まさに一石二鳥ではないでしょうか。
 
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『茨城の人物』を調べる
今回は,茨城県出身あるいは茨城県にゆかりのある人物について書かれた資料を何点かご紹介します。

最初は,室伏勇著「茨城の顔」(1969年 茨城新聞社発行)です。この本は,幕末から昭和40年代にかけて活躍した人物73名が掲載されています。各項目の最後に覚え書きとしてその人物の略歴があり,全体では592ページの分量がありますので,ページ数に見合った実績等が紹介されていると思います。

次は,郷土史にかがやく人びと編集委員会編「郷土史にかがやく人びと」(1971年 青少年育成茨城県民会議発行)です。こちらの収録対象年代も同時期で,365ページにかけて41名が掲載されていますから,紹介されている内容もほぼ同じ分量と言えるでしょう。

次は,佐久間好雄著「郷土歴史人物事典茨城」(1978年 第一法規発行)です。古代から江戸にかけて96名,明治から昭和にかけて68名,昭和53年1月末の現存者100名が掲載されています。ただ,紹介されている分量は180ページ弱ですので,各人とも概略的な紹介にとどまっています。

最後は,茨城新聞社編集局編「20世紀茨城の群像」(1999年 茨城新聞社発行)です。1900年代から1998年にかけて活躍した100名が掲載されています。各人の紹介は2ページですが,20世紀に限って人選されている点では,他の資料にない編集方針が特徴と言えるかもしれません。

これらの本を読まれた方によっては,収録された人物や逆に何故この人が収録されなかったのか等の人選に異論が出る場合もあると思いますが,それよりも,興味を持たれた人物について書かれた単行本等をさらに読み進まれることをお奨めします。
 
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『 マイクロフィルムを使って新聞記事をしらべてみよう!』
茨城県立図書館では,郷土に関するものを中心に,古い新聞をマイクロフィルムの形で保存しています。

新聞マイクロフィルム所蔵一覧(平成23年3月現在)

茨城新聞  明治24年7月〜現在より1昨年前まで
       *戦前のものは欠号があります。

朝日新聞  昭和28年1月〜現在より1昨年前まで
(茨城版)

毎日新聞  明治5年2月〜昭和37年12月まで

毎日新聞  大正4年6月〜現在より1昨年前まで
(茨城版)

読売新聞  昭和8年5月〜昭和19年3月  昭和21年1月〜現在より1昨年前まで
(茨城版)

日本経済新聞  明治35年1月〜昭和36年12月まで

東京新聞  昭和53年9月〜現在より3年前まで
(茨城版)

 例えば,昭和4年に霞ヶ浦に着陸したツエッペリン号の記事は,茨城新聞のマイクロフィルムを使って見ることができます。また歴史を調べるだけではなく,家族の誕生日や結婚記念日など,自分の特別な日にちなんだ記事を探すという人もいます。
 
*マイクロフィルムは1階新聞雑誌コーナーでマイクロリーダーを使って見ることができます。

 新聞記事を探すにあたって,年代を特定するために次のような資料を使うと便利です。

「茨城県EL新聞記事情報リスト」
「茨城県史年表」
「茨城昭和時代年表」
「茨城県関係「いはらき」新聞記事表題索引目録」
「茨城新聞データベース」(2002年3月以降の記事を検索できます)
「朝日新聞データベース」(1984年8月以降の記事を検索できます)

*データベースは1階新聞雑誌コーナーで利用できます。   
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