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茨城県立図書館デジタルライブラリー 松蘿館文庫

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松蘿館文庫(しょうらかんぶんこ)とは

加藤松蘿が書写し,蔵書として残した史料群を当館で「松蘿館文庫」(蔵書の最後に松蘿舘文庫,または松蘿文庫,あるいは松蘿蔵書と署名されている)として整理保存しています。

加藤松蘿は名を堅安といい,又衛門と称しました。加藤家は代々又衛門を襲名し,本四丁目(現水戸市下市)で酒造業を営む大町人で,町年寄を勤めていました。また,「輿耳小識」「松蘿雑記」などの著書があり,学者としても知られていました。

史料群の特色としては,寛永期(1624~1644年)から天明期(1781~1789年)ごろまでの文書類を集めた「寛永文書」,町年寄として藩主からの用命を書き留めておく「御用留」,当時の町家や町政の様子を知ることのできる「間口帳」「水道埋樋普請」等,寺社や諸家の文書類「鹿島文書」「薬王院文書」「烟田文書」等,古くから伝えられている書物を写した「松蘿随筆」など数多くの史料が集められています。中には,貴重書の「享保日記」や「文政七甲申夏異国伝馬船大津浜上陸并諸器図等」なども含まれています。

当館に所蔵している史料230冊のうちには,子孫が加えたらしい史料も若干認められますが,江戸時代初期の史料は他に残されているものが少ないだけに非常に貴重です。

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  茨城県立図書館 館内サービス課 郷土資料担当 
  TEL:029-221-5568 FAX:029-225-3399
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